能登半島最北端のやまめの沢は大抵狭くて小さい。
藪笹やねこ柳の隙間から釣竿を振り出す。従って渓流竿やロッドは短く軽い方が適している。
川が小さいといっても上流や支流の中には滝や淵がいくつも点在しており、ザイルを使用して迂回釣行する難所も多くある。昨今では最早そんな所にしか尺やまめは潜んでいない。
そして何よりもキャッチ&リリースの心掛けがない者は山女釣りをすべきではありません。釣師の風下にも置けません
まずは フィッシュ・オン
ここで開高健氏(故人)の贈物(=警告)
今でもファンが多い自由奔放な釣師/エッセイストである開高健は、フィッシュ・オンのスウェーデンの中で、初心者向けに珍しく平易な文章でルアー・フィシングを説明しています。
今のルアーの流行はフィッシュオンが書かれたせいと言っても過言ではない程で開高健の功績は大きいと思います。
その前段に「三匹のミミズがあったら三匹のマスが釣れる」というクダリがあって、さらに「マスがたくさんいる川にミミズを持っていくのはまるで幼児虐殺にでかけるようなものであると」。勿論マスは直接ヤマメを指してはいないのですが、その貪欲と旺盛さを見れば十分に重ね合わせることが出来ると思います。
続けて「少なくとも魚と知恵くらべ、だましあいをして勝敗を競うようでないといけないのではあるまいか。そう感じた一派が編みだしたのがルアーフィシングである。」と開高健は説明を始めています。
師が書かれているように、山女釣りを遊びの芸術と感じたいのなら、これから述べる一番目の餌釣りという名の自然主義を廃止し、二番目以降を目指さなければいけないのかも知れません 。
「」内は引用文です
餌 / 毛鈎
ここは、上のフィッシュオンをご覧の方だけ見てください(^*^m)
先糸0.6〜0.8号、道糸0.6〜0.4号でチチワ結び。極小ガン玉をつけハリスを1フイート位とり、逆しのないやまめ鈎。必ず5〜3個の目印を付ける。 単純な仕掛けの方が自然に流筋に馴染むようだ。ガン玉のサイズは渓の状況により絶えず交換する。
膝まであるかないかのチョロ流のブッシュの茂る小沢が多いからチョウチン仕掛け釣りが大抵似合うかも知れない。
餌はチョロムシ等の水棲小動物、葡萄虫などの陸棲小動物、昆虫、ミミズ、イクラなど。 やまめの食性は貪欲で蜥蜴、蛙など殆ど何でも食う。
毛鈎を使うのであれば百様あり多彩、手作りで楽しむというのもある。大抵は既製品の定番ものでOKです。
道具を揃えたら、いよいよ釣場へ入ってポイントを見つけることkになる。やまめの習性を考えながら、山渓や流れを読んで竿を振り出す。時間や天候などによって、 釣り方は微妙に変えるのですが、上達の王道はあるんでしょうか。
初心者が心掛けることは、食いが悪いと思ったらハリスを細くすること、またハリスの点検を小まめにすることです。
しつこく云いますが餌釣りは山女虐殺を行うようなものですから、キャッチ&リリースが前提になりますネ。
ルアー
ナイロン系の4〜6ポンド程度のラインに、小型のスピナー、スプーン、ミノープラグをカラーで使い分ける。繋ぎにはスプリットリングを使います。
テンカラ釣りですが、小さい川だからルアーは取り扱いが難しいので大抵は本流で使うしかありません。餌釣りでは届かないポイントが狙えるし、自由な動きができる利点もある。![]()
フイッシュ・オンでも触れましたがヤマメ釣りは本項のルアーまたは次項のフライが相手との知恵比べ騙し合い競い合いをする釣師の本領域です。
技術も多様です。基本に反してやや下流方向に投げて、流れを利用してルアーを泳がせたり、U字効果を出すなど変化を持たせたりします。
デイープタイプのルアーは根掛りしやすいので気を付けます。
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釣り場は来た時よりきれいに!ゴミは持ち帰り!キャッチ&リリース! |
フライ
3〜4番程度のフローテイングライン(ダブルテーパー:DTを使います)に、5〜7X のリーダーを(リーダーリングなどで)繋ぎ、 その先にテイペットを結びます。
小さい川ですからロッドも含めて短いものの方が扱い易いと思います。
ドライフライ、ウエットフライ、ストリーマー、ニンフ等は、その日の条件によってカラー、サイズが変わります。数種類用意しておくと定番のもので十分対応できる。

キャステイングについては、経験や練習を通して正確な技術を体得するしかありませんか。 手前の近い方から始めて、次第に遠くの方へポイントを取っていくことが基本です。 最初にバシャツーと驚かしたら特に小さい能登半島の渓流ではお仕舞いです。昆虫の羽化が始まる頃になると、水面から1フイート程も跳ねてヒットすることもあって楽しく虜になります。