古民家 「奈良木」 本文へジャンプ
古代「丸木舟」の紹介

「奈良木」家に展示している「丸木舟」は、秋田県男鹿半島入道崎近くの漁港で、
今から約38年前に金沢市在住の故吉田三郎氏が、地元漁師から手に入れられ、
その後、その御子息吉田勉氏から奈良木家が譲りうけたものです。

秋田県男鹿市船川港船川に展示されている「男鹿のまるきふね」は、有形民族
文化財で昭和40年6月に国指定文化財に指定されています。


丸木舟の概要

全長・・・・・約6m
横幅・・・・・船首(外寸67cm、内寸40cm)
    船尾(外寸100cm、内寸62cm)
深さ・・・・・船首39cm、船尾43cm

秋田杉の丸木舟

男鹿半島ではウニやカキ、海藻の採取に
今も丸木舟が活躍しており、岩礁地帯の
浅瀬ではFRP船だと底が岩で破損して
しまうため、丈夫な丸木舟でないと使い
物にならないといわれています。


古代を蘇えさせる丸木舟

丸木舟は約2万年前に、東南アジア~
オセアニア海域で生まれたとされており、
男鹿半島の「丸木舟は現在日本で見る
ことが出来る数少ない丸木舟です。

古代「縄文人」が魚を追い、漁をしたのと
同じ丸木舟にふれ、数千年前の古代に
想いを馳せる事ができます。

奥能登 珠洲  古民家 「奈良木」