裕さん、久しぶりの情報局です。

土曜日に西陣の中心部に行く用事があり、 車で行ったのですが、
結構地蔵盆が開催されており、
「これは、取材しなければ・・」と狭い道故、 バイクに乗り換え、出かけました。
少し、ウロウロするだけで、何ヶ所でも開催されていました。


室町界隈のそうですが、京都の繊維産業が減少した跡地に
マンションや戸建て住宅が建ち、年寄りばかりか、子供が少しは増えたそうです。
地元の長老的な方に、色々と話を聞いたのですが、
少しでも、伝承したい、と言う気持ちから、熱心に説明して貰いました。

京の地蔵盆 各町内によって日にちは違いますが、
毎年、8月15,16日か 22、23日、又は28日が主流でしたが、
最近は仕事や盆休みの都合上、 盆明けの土日に、お地蔵さんを供養する所が多いです。
勿論、六地蔵めぐりのお寺も含め地蔵さんがいるお寺も例祭を行います。
今回は西陣界隈の中でも盆明けの土日を取材しました。


お地蔵さんに感謝の気持ちと、子供たちに伝えていく、二つの側面があります。
お坊さんが拝みに来る以外は、おやつやゲームで子供は楽しみます。
京の地蔵盆の紹介で子供たちが車座になり、車座分の長い数珠を
回しているのを見ますが、ちゃんとスケジュール表にあります。
どこも、小さなお膳を中心にお供えします。






織物の町故、飾りも金襴や紗などが彩りを添えます。
石の地蔵さんはよく見かけますが、木彫りの地蔵さんもおられます。
この木彫りの地蔵さんは昔、僧侶に「この地に置いてくれ」と言い、
安置され、以後、町内で祀られているそうです。


そんな話を、子供を膝に乗せて語り継いできたが、
最近はそんな事を大人がしなくなり、残念と年配の方の話。
また、北野天満宮の前にある「お別れ地蔵」は江戸中期の作で、
明治維新の廃仏毀釈の難から逃れこの地に来て、
以後祀られたそうで、 昔、火葬場への通り道だった場所に安置された為
このお地蔵さんは この名前になったそうです。


常は博物館に保管されていて、
地蔵盆の時だけお帰りになると地元の方が言っておられました。
どこの町内も
快く写真を撮らせて頂き、又、色々とお話を頂きありがとうございました。
その際、京の道路名を歌にして、覚える歌詞カードまで、頂きました。
♪丸竹恵比寿ニ押御池・・・は主に「でっち(従業員)」に教える歌で、
こちらは、娘に親が教える別バージョンだったそうです。
手毬歌のテンポで、節は同じです。
西陣はえ〜とこどっせ。

と〜
京都在住のろんろさんから説明文と写真を送って頂きました。
どうも有難う御座います。
m(_ _)m


更新2003/9/2日
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