この間まで暑い熱いと言ってましたが、もう秋ですね
ということで、秋祭りをお届けします

上賀茂神社の神事は年に四回あるのですが、秋の烏(からす)相撲を送ります。

5月5日 競馬会神事(競馬発祥の地)
5月15日 賀茂祭(葵祭り)
6月30日 夏越祓(茅の輪くぐり)
9月9日 からす相撲(京都市登録無形民俗文化財)

烏(からす)相撲

上賀茂神社
(別称、賀茂別雷神社)の
神事で
毎年九月九日月に
行われます。

初代天皇の神武天皇が国の制定のため東進の際、道に迷い困窮しているところを、上
賀茂神社の御祭神の祖父賀茂建角身命が八咫烏(やたがらす)と化し救い、のちに山
城国の北部一帯を拝領した。(日本書紀等)そうです。


のちに現在の場所に「厄除け明神」として創祀され、この烏伝説と、悪霊退治の信仰
行事の相撲、宮中相撲の節会などが結ばり「烏相撲」の起源だそうです。


九月九日のいわれは 九という数字が陰陽道で言う「陽」の数字で吉日との事です。
古くから災厄除けの日として、菊の花を使い神事が行われてきたそうで、前日の八日
の夜から神事は始まります。


斎院制度廃止までは、平安時代、斎王が検分役として来ていたそうです。
平成三年から、葵祭りの斎王代がその役を復活させました。


本殿での祭事終了後、細殿の斎王代、宮司、権宮司を前にして、二手に十人ずつ分か
れた地元の小学生が真剣に相撲を取ります。

それに先立ち、土俵に自軍が勝つまじないを掛けたり、二人の烏帽子、白張姿の刀祢
が「かぁ、かぁ」、「くぅ、くぅ」と烏の真似をしながら、三回ピョンピョンと横に
飛び、三角錐の砂盛りに弓矢を持っていき、三々九度烏鳴きします。


京都在住のろんろさんから説明文と写真を送って頂きました。
どうも有難う御座います。
m(_ _)m

更新2002/9/11日
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