 |
 |
|
 |
陰陽師安部晴明
安部晴明は中国古代の道教に伝わる陰陽五行の陰陽道に通じていて
占術・呪術で鬼神を自由に操って平安京を守護したと言われる。
朱雀門は現在の二条城あたりになり、平安京は千本丸太通りの上にあった。
陰陽道とはすべての自然現象を
陰と陽の組み合わせ〜と 五行（木・火・土・金･水）の五大要素がもとになっている。
 |
天地五行は除災清浄を表す。 五芒星(ごぼうせい)は 晴明神社の社紋で 晴明桔梗と言われている。 |
陰陽師は占いや天文観測で超人的な力を持っとされ
千年の都を守ったとされる陰陽道の地相学（風水）は今の若い人に人気があります。
安部晴明は天文学を元にして暦を作成し、日本全国に暦を広めた
と言われている。
陰陽道は平安京で陰陽寮と言う役所の部署で、
地相学・天文学・暦（こよみ）・占い等を主に司っていた。
現在の気象庁・科学庁等になり、陰陽頭は
現在の気象庁長官・科学庁長官と言うところでしようか！！
陰陽頭の安部晴明は妖魔から都を守っていたので
現在の防衛庁長官も兼ねていたのかも知れません。
実際の安部晴明は
陰陽寮（天文道）の研究生か特待生のような存在だったが
40才代後半に陰陽師になり、50才過ぎてから
陰陽頭（天文博士の位階は正七位下が最高位）になり
70才を過ぎてから従四位下まで昇進し中級貴族として85才で没する。
従四位下になった安部晴明は陰陽師としては特別な存在だが
ヒーローではなく陰陽道の基礎を築いた実務家だった。
と書くと〜夢のない話になってしまうので〜ここだけの話（−−；）
鬼門・裏鬼門
もともと〜京都は魔界の住む都市と呼ばれ災いを鎮めるために
鬼門（表鬼門）にあたる北東の方角に比叡山に延暦寺が建てられた。
鬼門と正反対の方角つまり南西の方角を裏鬼門
または病門・死門と言ってこれも鬼門と同じように嫌います。
家の建築の際、鬼門・裏鬼門には
門・玄関・台所・トイレ・風呂等を配置するのは良くないとされています。
 |
鬼門にあたる 土御門近くに 晴明は屋敷を構えて 京の都を守っていた。  |
安部晴明の住まいは
安部晴明邸は土御門近く上京区の上長者町通りと西洞院通りの角地にあり
二条城（現在の）上にあった陰陽寮から近い所にあった。
安部晴明の死後
安部晴明の屋敷跡に建立し〜祭ってあるのが晴明神社
となっているが、晴明神社は平安京の外になるので
屋敷跡は間違いと言う事になる。
晴明ゆかりの地大阪に安部晴明神社もあります。
安部晴明は真如堂で死亡し、嵯峨野に晴明墓所があり
命日の9月26日には墓所祭が営まれ多くの晴明ファンが来ています。
嵯峨野と言えば
平安京の頃に飢餓や疫病のため死んだ何千もの
人や動物の骸（死体）を嵯峨野に捨てた（放置）ため
嵯峨野は悪霊や怨霊が渦巻いてると恐れられた。
悪霊や怨霊を鎮めるため東寺の弘法大師が何千もの骨を拾い集めて
供養埋葬したのがあだしの念仏寺になる。
悪霊や怨霊が渦巻いていた嵯峨野は
現在観光地になっているとは〜弘法大師もびっくりするだろう。
その後の安部家は
安部家は
御所の土御門（つちみかど）近くにあり、その名にちなんで土御門家を名乗ったが
応仁の乱後、若狭に移り住み日本の陰陽道を統括したが
明治政府によって陰陽道は廃止になりました。
金沢城の石垣に五芒星(ごぼうせい)が掘ってあった。
現在は
福井県（遠敷郡名田庄村納田終）に陰陽道の本庁（天社土御門神道本庁）があり
安部家子孫の藤田義仁氏（土御門神道司官）に受け継がれて
日本各地の悪霊を鎮めていると聞いています。
晴明画像は
京都の晴明神社・大阪の 安部晴明神社・福井の名田庄村暦会館の
全国に３点しか存在しないと言われています。
 |
６月中頃に 大阪の 安倍晴明神社宮司 長谷川さんから 送ってもらった。 神札 水晶ブレスレット マスコットキーホルダー |
余談
若い女性をはじめとする清明の熱心なファンの急増は世紀末の
閉塞感が清明人気を蘇らせたのではないかと思います。
山形県米沢市に住んでいる土御門神道司官の下の位にあたる
大允の称号（４人のみ）を与えられている人を以前テレビで見ました。
陰陽師・石田千尋さんと言う人も最近テレビによく出て来きます。
 映画予告パンフレット |
映画 陰陽師
久々の邦画ヒット作です。 陰陽師とは なんぞや 映画・ビデオなどで 一度観て下さいね。 |
| 更新2002/5/20日 | ||
| 直前のページへ戻る |  |
 |