一日目 |
●散策は嵐山から 嵯峨野散策の起点ともなる嵐山は保津川右岸一帯の山を言い古くから紅葉の名所として有名で、奈良の吉野から桜を移植し桜の名所になり、 春は桜、夏は船遊び、秋は紅葉、冬は雪見と四季を通じて名所になっています。 渡月橋(写真右上)の下にある中ノ島には店が沢山並んでいて、歌手の五木ひろしの店もありここでお茶を飲んで、嵐山の中腹の岩田山にある自然公園で, 猿群を見に行くのも良いと思います。お昼は渡月亭(写真右・中・左下)の懐石も良いですょ。
次は、渡月橋を渡るとすぐに左へ川べりの道へ入るとこの道沿いに「吉兆嵐山本店」などもあり、右のどんつきは「嵐亭」があり、しばらくすると右手に「亀山公園」の看板が見えますが、今日は渡月橋を渡ってまっすぐ歩くと左側に「美空ひばり館」があり、少し歩くと天龍寺があります。その横の道を上がると竹林が見えてきます。
●大河内山荘 竹林の道を過ぎると庭園入り口が見えてきます。天龍寺の奥にある大河内山荘は今は亡き東映時代劇俳優の大河内伝次郎が、昭和6年より30年かけて創造した庭園で、庭園の入場料は抹茶付き900円で、木の椅子に腰掛けて庭園を見ながら抹茶を飲む・・・んんん・・・美味い!! 庭と言うよりは、山林に手を加えたと言った方が良いかもしれません。大河内伝次郎が自然を愛したことを、あらためて実感させてくれる庭です。 この庭の周囲は、嵯峨野の竹林に囲まれており、市街地と比べて空気が美味しいく、山荘庭園内の小鳥のさえずりを聞きながらのんびり歩いて下さい。
庭園(写真中上)には数多くの建物があり、ゆるやかな斜面を登っていくと、嵐山や京都市街が一望できます。また反対側には、嵐山・保津川峡の保津川下りの船やトロッコ電車などを望めることが出来ます。 山荘内で見学者用の公衆トイがあり、これから訪れようという人(特に女の人)のために参考になれば嬉しいです。 この庭園の中には食事ができる青雲亭があり、湯豆腐を盛り込んだミニ懐石は女性向きで、中はテーブル席です。 嵐山を一望しながら、2人の贅沢な時間をどうぞ!! (青雲亭は禁煙ですが、喫煙する人は庭に喫煙コーナーがあります) 次の野宮神社の散策に行こう。 ●野宮神社 嵯峨野の竹林に囲まれた野宮神社は文学の神様として有名で、最近は縁結びの神様として若い人たちでにぎわっています。 苔の庭も美しく、周辺は野宮竹という竹林で嵯峨野の雰囲気を感じますが、鏡内は狭くごちゃごちゃしています。
嵯峨野寺社めぐりの起点となる神社(写真右上)で、源氏物語にも出てくる光源氏の話しが有名で洛西で有名な苔の庭園がある。同大神は健康と知恵授けの神様や他にも白福稲荷大明神、白峰弁財天、野宮大黒天が祀られています。 境内右手にお亀石(写真左上)と言う神石があり、さすると願い事が叶うと言われています。 境内左手には龍神の井戸があり、どんな病気でも治してくれると言われています。 野宮神社から天竜寺散策へ ●天竜寺 天竜寺の境内は総門七堂伽藍が建ち並んでいますが、いずれも度重なる戦火で 、当時の建物はほとんど残っていない。現在の建物は明治時代に再建されたものです。 この寺は京都五山の第一位として広大な寺領を持ち勢力を振るっていたのですが、室町幕府の衰亡とともに衰えました。 特別名勝に指定されている池泉回遊式曹源池庭園は夢窓国師の作庭で、嵐山と亀山(小倉山)の借景を巧みにとりいれた回遊式庭園は優美で、独特の美しさをみせています。
曹源池(写真右・中上)をゆっくりと眺めましょう。国内最初の特別名勝に指定された迴遊式庭園としては、最古の遺構である。 正面や、登って背面からの眺めなどをじっくり、見て回ったが・・・すごい、奇麗だ、としか言えません。境内をのんびりと散策して・・・少し歩き疲れた・・・年かな!! 天竜寺の帰りには京福嵐山駅のすぐそばにある天竜寺の塔頭のひとつで、妙智院の中にある西山艸堂(写真右下・写真中下)は嵯峨野で最初に湯豆腐を始めたと言われています・・・お薦め。
嵯峨野豆腐やひろうすを使った湯豆腐もあり、先付の港揚げの寿司は西山艸堂だけの一品だそうです。 他に嵯峨野で有名な湯豆腐嵯峨野(写真左上)の店もあります。 |