ニ日目 |
まず最初は祇王寺の近くの滝口寺から 亀山公園から静かな竹林を通って滝口寺まではけっこう歩くので疲れますが、時間を気にしないでのんびり2人で会話でもしながら散策するといいと思います。 ●滝口寺 滝口寺は「平家物語」に登場する滝口入道と横笛の悲恋の舞台と知られる。 同寺には横笛の石碑ほか二人の木像が安置されている。この物語りを考えて見学するとより一層風情が味わえると思います。
滝口寺からメインストリートに戻り道なりに坂を下って行くとニ尊院の総門が右手に見えてきます。 ●ニ尊院 嵯峨天皇の勅命により慈覚大師の開山した二尊院は釈迦如来と阿弥陀如来を本尊とすることから二尊院と呼ばれ、正式の名を小倉山ニ尊教院華台寺と言います。 < 小倉山の中腹にあり、ここも紅葉が美しく山門は伏見城から移築してものです。
ニ尊院の壮大さは素晴らしいく、藤原定家が小倉百人一首を選定した場所として知られている。 坂東妻三郎(俳優の田村三兄弟の父親)の墓もあります。 BR> 二尊院からメインストリートに戻って、右に歩くと道しるべが出ていて、そこを左に入ると落柿舎が見えてくる。 ●落柿舎 落柿舎は江戸時代の俳人、向井去来が閑居した跡で、藁葺きの庵で趣深いところです。おそらく紅葉の週末ともなれば大勢の人が押し掛け、侘びた風情などは飛んでしまうので、平日に訪れてみてください。
向井去来は芭蕉の弟子で、芭蕉もここを3度訪れており、ここに嵯峨日記を残していて 去来をしのび明治にはいって再興され、土間の荒壁にかけられた蓑と笠が、庵主住宅の昔を伝える。 今なお、落柿舎を訪れる人は俳句を詠み、日頃の忙しい生活から抜け出して、俳句でも一句作ってみたらどうですか。ここは葉が全て落ち、木に柿の実がなっているときが一番良いですね。この裏手にニ尊院に行く途中北に100メートルほどに向井去来(右上)の墓がある。 落柿舎を出て右に進み、前の畑に沿って左に曲がると常寂光寺の道しるべがある。 ●常寂光寺 山門をくぐり石段を上がり、仁王門をくぐりさらに石段を上がり、石段を登 切ったら目の前に本堂が見え、境内は小倉山の斜面に広がっています 常寂光寺は仁王門と紅葉との組み合わせが最高で、嵯峨野の案内パンフレットにもよくでて来ます。日蓮宗の寺で、静寂でまるで常寂光土のようだというところから寺の名がつけられました。 小倉山の中腹にあり、小倉山を背景に檜皮葺の多宝塔があり、嵯峨野を散策するときには必ず訪問したい。
ひっそりと佇む総門(写真右)とかやぶき屋根の質素な仁王門(写真中)です。藤原定家が小倉山百人一首を編集した場所の時雨亭趾があり、境内から望む風景はすばらしいが、境内は結構急な階段なので上がるのには少ししんどい。 常寂光寺を出て、右に曲がり、東海自然歩道をトロッコ嵐山駅に向かって進む。 駅を過ぎると右手は亀山公園となり、静かな竹林が続き渡月橋の道しるべがあるので、その方向に道をたどって、川にぶつかったら左に行くと嵐亭という料亭の前に出るとすぐ近くに京都吉兆本店がある。
時間があるので美空ひばり館を覗いてみたが、ファンにはたまらないグッズが並んでいて記念に自分でコインに名前の刻印をして買ってきた。 さあ旅館に帰ってのんびり風呂に入って、ご飯だ御飯だ!! |