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聖なる都・魔の棲む都〜相対する二つの顔をもつ京都

以前帝都物語と言う魔界都市の映画や漫画の魔界都市のモデルは
京都なんですが、何故京都は魔界都市なのか?


魔界とは
都として歴史が古く災害・戦火・殺戮を繰り返し、神仏の力で鎮めようとした。
神仏の力が盛んになればなるほど、妖魔や悪鬼も台頭して勢いずき
神仏と妖魔の関係は正比例し、ゆえに魔界都市と呼ばれるようになった。


魔は何処から

妖魔や悪鬼は貴船の奥に棲んでいて鬼の国があると言われ
琵琶湖より東の伊吹山や鈴鹿山脈にも鬼が棲んでいると言われていて
嵯峨野の大覚寺の近くの広沢池等が鬼の出入り口とされている。


京の守護は

京都は地形から寺社の位置で魔界封じの結界を張り
魔界封じとして愛宕神社貴船神社比叡山延暦寺
平安京の守り神社として重要な役割をしていた。

主に鬼と戦ったのは比叡山延暦寺根本中堂本尊の
「天台薬師」の眷属十二神将とされていて
安部晴明も眷属十二神将を使って妖魔や悪鬼と戦ったとされているが
別の十二神将らしい

賀茂神社(上賀茂神社下鴨神社)は
平安京の総鎮守の神・守護の神であり守護寺社の中心的役割をしている。

安部晴明の師で当時の陰陽頭の賀茂忠行は賀茂神社の賀茂家と
姻戚関係があるのかも知れません。


糺の森
また下鴨神社は
加茂川と高野川が合流する
糺の森に鎮座して
京の水を守っているとされている。


寺院の役割

比叡山延暦寺は京都の聖地である琵琶湖も守ったとされ
琵琶湖を治める者は京都も治める〜と言う言葉どうり
織田信長や豊臣秀吉も日本平定のため琵琶湖を治めようと城を築き移り住んだ。

琵琶湖に架かる瀬田の唐橋の下に黄泉の国の入り口があると言われ
入り口を龍(鯉の化身)が守っていると言われている。

八坂神社の池には龍穴があると言われ、その龍穴を牛頭(ごず)天王が守り
八坂神社は別名祇園牛頭(ごず)天王社と呼ばれている。

平安京中央の羅城門を左右より守る、東寺や西寺は教王護国寺の名の通り
京都を守るために建てられ、西寺は焼けて碑のみになっている。

など〜寺院の云われを書くときりがないのでこの辺で!!


独り言

京都の寺院は何らかの役割を持って建立されているので
何の役割をしているのか調べて、見て回るのも良いかも知れません。

更新2002/6/1日
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