高山城(天神山城)跡
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築城 永正年間(1504〜1521)
築城者 高山外記
場所 高山市空町
交通 JR高山本線高山駅下車〜徒歩約20分

天神山城は高山外記が居城として築城するが、三木氏(桜洞城)によって滅ぼされ廃城になる。

天正13年(1585)
越前大野(越前大野城)から転封した金森長近(織田信長豊臣秀吉・徳川家康家臣)は桜洞城・鍋山城に入る。

天神山城を天正16年(1588)から16年の月日をかけ改築し、山城と平城を兼ねた本城(居城)にして高山城と改名する。同時に萩原諏訪城も築城する。
支城には萩原諏訪城・鍋山城・増島城・小倉山城・保木山城がある。

元禄5年(1692年)
飛騨5万石6代にわたって栄えた金森氏が出羽上山へ移封され、高山城は加賀藩の管理になる。

元禄8年(1695)
高山陣屋が設けられると高山城は廃城になり、飛騨は幕府の天領となる。

現在の城山公園に高山城があった。
■飛騨は室町時代までは耕地が少なく山地ばかりで、流罪の地くらいの扱いだったが、金森長近は小京都と言われる高山城下町を作り、林業や鉱山の発展に力をいれ、幕府も直轄領にするほど魅力ある地域を築きあげた。
金森氏の功績は現在において高く評価されている。

■金森氏移封後は高山城を加賀藩(金沢城)が管理していたが、加賀藩の飛び領だったのか?
近江弘川村(滋賀県高島市今津町弘川・今津城)は加賀藩の飛び領だった。

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