国宝 雲龍山勝興寺(2022/12 国宝指定)
勝興寺(しょうこうじ)は、蓮如上人が1471年、富山県西部に開いた浄土真宗の寺院で、1584年に現在地の高岡市伏木古国府(ふしきふるこくふ)に移りました。
この地は奈良時代の越中国庁の所在地でもあり、国守として万葉の歌人大伴家持が5年間(746~751年)滞在しました。
2022年12月に国宝に指定された本堂・大広間及び式台と、重要文化財に指定されている10棟は、江戸時代中期から後期にかけて建立されたものです。
本堂は勝興寺住職より還俗(げんぞく)して、加賀藩十一代藩主を継いだ前田治脩(はるなが)の支援を受け建立されました。
また、重要文化財に指定されている洛中洛外図六曲屏風など、多くの宝物を所蔵しています。
(浜野荘からの距離:約20km、車で約30分)