| 日本の石油 |
| ■慶長13年(1608年) 新潟県新津油田は大正末期までの総産油量は新潟の油田の中で第一位であったが、1996年(平成8年)に生産を完全に中止する。 金津鉱場を中心に、朝日・塩谷、矢代田、小口など新津丘陵の様々な場所で採掘が行われていた。 麓の新津川沿いや信濃川下流の関屋(新潟市中央区)には製油所が多く建てられ、船で原油が運ばれていた。 金津鉱区から信濃川の船着き場までパイプラインが敷設された。 現代においても油やガスが湧いている箇所があるほか民家の敷地で石油を含む泥水が噴出し被害が発生することがある。 |
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| ■明治5年(1872年) 静岡県相良油田は太平洋沿岸で唯一石油が湧いた相良油田が発見され、明治6年に周辺で手掘り採掘がはじまり、国内消費の10%になる。 良質な原油で精製しなくてもすぐ車のガソリンとして使えたが、段々出なくなり、昭和30年(1955年)約80年間続いた相良油田は閉鎖する。 相良油田には今でも10〜20万トンほど原油が埋蔵されている。 |
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| ■昭和36年(1961年) 新潟県片貝油田は現在の日本産原油の0,3%生産している。片貝はガス油田。 |
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| ■昭和44年(1969年) 日本の第七鉱区には175兆〜210兆立方フィートと言う膨大な原油と天然ガスが存在すると推定される。 サウジアラビアの天然ガス埋蔵量の約10倍の規模と言われ、原油の埋蔵量は1000億バレル(世界第8位)に及ぶとされる。 1ドル150円で概算すると1,500兆円の途方もない金額になる。 採掘が実現出来れば世界第8位の石油大国 |
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| になり、米国・アラブ首長国連邦よりも埋蔵量を上回る規模になり、令和10年(2028年)には資源開発可能になる。 | |
| ■令和2年(2020年)7月28日 茨城県五浦海岸沖の無人島(二ツ島)に茨城大学(安藤教授)、北海道大学の研究チームが巨大な天然ガス油田(千億立方メートル)を発見する。 約600年分の埋蔵量で日本が世界一の資源大国へ期待。現在商業化に向けて動いている。 ■令和4年(2022年)1月 島根県・山口県沖3,000メートルにメタンハイドレート(天然ガス)と油田が確認される。 日本周辺には年間に使う100年分(120兆円)の埋蔵量があり、試掘調査が始まるが、島根県・山口県沖の試掘調査結果は商業的に採算が取れず不可となるが、採掘技術が進歩すれば商業的に可能になる。 |
| ■余談 日本はベネズエラ共和国(埋蔵量303億バレルは世界一)の製油会社との技術支援提携(原油施設の管理)する。 ベネズエラのマラカイボ港から大型原油タンカー(30トン)は順次に喜望峰(南アフリカ)を通過して日本に到着する予定。 |
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| ベネズエラ原油(重質の麺着質で硫黄が多い)は日本の製油所は改造が必要。 北米、南米の原油は日本の製油所は改造が必要で、改造費の数十億円〜数百億円では 最初は採算は取れなくても将来的に多角化は必要。 原油の備蓄過剰になれば余剰分をガソリン、軽油に精製して海外に輸出すれば良い。 |
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| 日本は中東に頼らず、北米(アラスカ、カナダ、米国、メキシコ)、南米(ベネズエラ、ガイアナ、ブラジル、エクアドル、アルゼンチン)からの原油調達で、原油危機は回避出来る。 日本はノルウェー王国、カザフスタン共和国、アゼルバイジャン共和国の中央アジア5ケ国からも原油調達が出来ている。 ★中東の原油は中質油、中央アジアの原油は軽質油、北米と南米の原油は重質油。 ■余談 サウジアラビアからの原油輸入量は約3,407万バレルで、全体の52.1%を占める。 アラブ首長国連邦(UAE)の原油輸入量の2,542万バレルは全体の38.9%を占める。 次いでクウェートが189万バレル(2.9%)、カタールが1.3%、オマーンが0.8%、スーダンが0.4%・・中東での原油輸入は全体の96,4%になる。 ★日本の商社は中東の重油は北米、南米よりも輸送コストが安いため中東に集中する。 |
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