末森城跡

築城	天正6年（1579）
築城者	畠山氏・土肥親真（畠山氏家臣）
場所	石川県羽咋郡押水町生野
交通	JR七尾線宝達駅下車徒歩40分


道路横駐車場	案内板（駐車場）	道路横城跡案内板
		分かり易い大きな案内板ここは管理人の地元になり絶対迷うことはありません。（＾＾）
登り口駐車場	城跡入り口

本丸案内板	二之丸跡	本丸跡

地頭職の土肥親真（畠山氏家臣）が能登口南の守城として築城し、南羽咋郡押水一帯を治める。坪井山砦・向山砦は出城になる。
後に土肥親真は城代として前田利家（金沢城）に属するが、賤ヶ岳の戦いで討ち死にする。土肥茂次（土肥親真嫡男か次男）は城代になる。

加賀藩家老の奥村永富が守将として末森城に入り、佐々成政（富山城主）・神保氏張（守山城主）と天正12年(1584)の末森の合戦に勝利するが、城代土肥茂次は戦死し、奥村永富が城代になる。
末森城の出城（向山砦・坪井山砦）に城番（奥村永富家臣）を置く。
元和元年（1615)一藩一城になり廃城になる。城跡は現在ハイングコースになっている。

2003年8月22日に訪れる。

城跡入り口から二之丸跡まで徒歩で１５分、本丸跡まで２０分ぐらい。
城跡は広いので、お茶と弁当を持ってのんびり散策して下さいね。頂上から今浜・千里浜の海岸や日本海が一望出来ますょ。

■江戸時代に宝達山の金山は加賀藩の貴重な財源だった。

■奥村家（加賀八家）は奥村宗家（1万7千石）と奥村支家（1万2千石）の祖になり、南羽咋郡押水一帯を治める。

■人気コミック『花の慶次』主人公の前田慶次郎は叔父の前田利家（金沢城）に阿尾城代に任命され、天正十二年（1584年）に末森の合戦に参戦している。

■高松在住の桜井三郎左エ門は天正12年(1584)の「末森合戦」で神保氏張（守山城主）・佐々成政（富山城主）軍の手薄なところや位置を前田利家軍（金沢城）に案内をした人物で、末森城の戦いでの勝利の功労者になる。嘉永3年（1850）江戸時代後期に子孫が、十村役（桜井家十村役）として高松から羽咋柳田へ移る。

■越中（中新川郡上市町）弓庄城の土肥氏と末森城の土肥氏とは姻戚関係はあるのか？
京都で室町幕府に仕えた土肥氏の一族だと思うが？

能登口南の守城（羽咋南地区勢力図）

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